すべてがけちになる

けちな贈り物の備忘録

けちとコンボ

けちな贈り物でよく使われるコンボ、使ったコンボ、使えそうだと思ったコンボ、その他些細な組み合わせについて考察します。
なお、けち屈は長くなるので、別の記事で考察します

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例によってレビューを行う。

レーティング基準

★☆☆☆☆ : 寝言
★★☆☆☆ : 弱い。だけど時々刺さるかもしれない
★★★☆☆ : 強い、が難あり
★★★★☆ : 強い。一考の価値あり
★★★★★ : とても強い。軸になる

★★★★★☆☆☆☆

以下紹介するコンボ 10

★★★★★ けち屈
★★★★★ オジュタ院 / けち屈 (オジュタイパッケージ)
★★★☆☆ カラスローム
★★★☆☆ ローム+幽霊街/地盤の際
★★☆☆☆ ローム + 埋没した廃墟 + 殴打頭蓋 
★★☆☆☆ ネームレスハーコン
★☆☆☆☆ 交易所と失われた夢の井戸
★★★☆☆ ソプターコンボ
★★★☆☆ 薬包グリッサ
★★★★★ 五色土地+反射池

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・けち屈 ★★★★★

けちな贈り物 + 屈葬の儀式

けちといったらこれ。
けちな贈り物 から 屈葬の儀式 と 好きなフィニッシャーだけを落とし、必ずリアニメイトするコンボ。
サーチを兼ねるので、実質1枚コンボなところがある。
定番どころは、《大修道士、エリシュ・ノーン》《エメリアの盾、イオナ》《墓所のタイタン》あたりか。
これに関しては記事を書いた。
https://giftsungiven.diarynote.jp/201901042056182725/
ただ、けち屈自体は墓地依存するコンボなので、見せたらサイドで墓地対策されると思った方が良い。

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・オジュタ院 / けち屈 (オジュタイパッケージ) ★★★★★

龍王オジュタイ》(3)(白)(青)
伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) ドラゴン(Dragon)
飛行 
龍王オジュタイがアンタップ状態であるかぎり、これは呪禁を持つ。 
龍王オジュタイがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを見る。そのうち1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
5/4

《水辺の学舎、水面院》
伝説の土地
(T):(青)を加える。 
(青),(T):伝説のパーマネント1つを対象とし、それをアンタップする

まずオジュタイが強い。呪禁 5/4 飛行はどのデッキにも脅威となり、後続を持ってくることもできる。オジュタイのスペックが4/5だったらマジで超強かった。
青白コンあたりで有名になった気がする。唯一殴ってる時だけ呪禁が解除されてしまうオジュタイを、水面院でアンタップすることによってサポートするコンボ。
なお、相手に対象に取られたことに対応して呪禁を与えると、対象不正でその呪文や能力は打ち消される。
除去するには、除去に対応した水面院に対応して除去を打つ必要がある。


[オジュタイパッケージ]
これは特筆する必要があるので けち屈 とは別で書く。

屈葬の儀式 + 龍王オジュタイ + 水辺の学舎、水面院 / 処刑者の要塞 + 壌土からの生命

自分はけちを打つと、大体いつもオジュタイパッケージを呼んでくる。
けちを打つ時に常々考えるのは、何を出せば強いか、どのカードが刺さるか?ということである。
さて、マッチ1戦目でマナ加速をして4ターン目にけち打った時に。あるいは5ターン目でもいい。
相手のデッキがわからない以上何を出すのがいいだろうか?
定番どころのエリシュノーンは、相手がコントロールだと刺さらない。除去が見えている場合は長居
もできない。
イオナイオナで1戦目だと何色を言えばいいかわからない。そして今の時代は複数色除去を兼ねていたりするのでなかなか厳しい。イオナはサイド要員にされることが多い。
墓所のタイタンはどのデッキに対しても比較的制圧力があるけれど、墓所のタイタンはけち屈以外の瞬間。つまり素引きしてしまった時に5,6ターン目になる。そして5色以上になると、ダブルシンボルの捻出が厳しい。
通常のけち屈の場合、フィニッシャーが重いので、屈葬の儀式 とフィニッシャーに2枚だが、オジュタイは軽いので4枚組み合わせができる。
オジュタイ+壌土からの生命の組み合わせの場合のみ若干もっさりするが、手札に土地があれば問題ない。
ちなみに、5色にし、カウンター色が弱くなってくると処刑者の要塞の方が強い。

《処刑者の要塞》
土地
(T):(◇)を加える。 
(赤)(白),(T):クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+2/+0の修整を受けるとともに警戒と速攻を得る。

青2マナを捻出するよりは赤白で使えること、そしてオジュタイ以外のクリーチャーに対しても使えること、そもそも継続して使える+2/+0修正が強いことなどなど。

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・カラスローム ★★★☆☆ 

カラスの罪 + 壌土からの生命

《カラスの罪》(黒)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。 
回顧(あなたはこのカードを、それの他のコストの支払いに加えて土地カードを1枚捨てることで、このカードをあなたの墓地から唱えてもよい。)

《壌土からの生命》(1)(緑)
ソーサリー
あなたの墓地にある土地カードを最大3枚まで対象とし、それをあなたの手札に戻す。 
発掘3(あなたがカードを引く場合、代わりにあなたはあなたのライブラリーのカードを上からちょうど3枚、あなたの墓地に置いてもよい。そうした場合、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。そうしなかった場合、カードを1枚引く。)

強いと思われてるけど強くないコンボ筆頭。
何が弱いかというと速度。5ターン目は殴り殺されるターン。
優勢状態で相手に蓋をする、構築状態を維持する目的に使われるが、盤面に触れないので、揃えたところで数ターンの延命にしかならずに普通に死ぬ。どちらかといえばけちを経由せず自然に揃った方が強い。

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ローム+幽霊街/地盤の際 ★★★☆☆ 

《幽霊街》
土地
(T):(◇)を加える。 
(T),幽霊街を生け贄に捧げる:土地1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは、自分のライブラリーから基本土地カードを1枚探してもよい。そうしたなら、それを戦場に出し、自分のライブラリーを切り直す。

《地盤の際》
土地
(T):(◇)を加える。 
(1),(T),地盤の際を生け贄に捧げる:基本でない土地1つを対象とし、それを破壊する。この能力は、対戦相手1人が土地を4つ以上コントロールしているときにのみ起動できる。

この組み合わせなら幽霊街の方が強い。土地破壊は強いが、幽霊街/地盤の際 は無色しか出ないのでノイズである。

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ローム + 埋没した廃墟 + 殴打頭蓋  ★★☆☆☆ 

《埋没した廃墟》
土地
(T):(◇)を加える。 
(2),(T),埋没した廃墟を生け贄に捧げる:あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。

《殴打頭蓋》(5)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
生体武器(この装備品(Equipment)が戦場に出たとき、黒の0/0の細菌(Germ)クリーチャー・トークンを1体生成し、その後これをそれにつける。) 
装備しているクリーチャーは+4/+4の修整を受けるとともに警戒と絆魂を持つ。 
(3):殴打頭蓋をオーナーの手札に戻す。 
装備(5)

3+5マナを用意するには2ターンかかるため、降着に持ち込めない限り2度目はない。けちは基本戦術として降着に持っていく印象を持たれているようだが、それをあてにするにはモダンが早すぎる。
アカデミーの廃墟も一緒。無理。

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・ネームレスハーコン ★★☆☆☆ 

名もなき転置 + ストロームガルドの災い魔、ハーコン

《名も無き転置》(1)(黒)
部族 インスタント — 多相の戦士(Shapeshifter)
多相(このカードは、すべてのクリーチャー・タイプである。) 
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+3/-3の修整を受けるとともにすべてのクリーチャー・タイプを失う。

《ストロームガルドの災い魔、ハーコン》(1)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) 騎士(Knight)
あなたはあなたの墓地にあるストロームガルドの災い魔、ハーコンを唱えてもよいが、それ以外からは唱えられない。 
ストロームガルドの災い魔、ハーコンが戦場に出ているかぎり、あなたはあなたの墓地にある騎士(Knight)カードをプレイしてもよい。 
ストロームガルドの災い魔、ハーコンが死亡したとき、あなたは2点のライフを失う。
3/3

ハーコンを召喚して、名もなき転置を打ちまくる。
2年ぐらいデッキに入れていたが、一度も唱えた瞬間(欲しい瞬間)が存在しなかった。
世の中のけち使い本当にこれ使ってるの?悠長すぎない?
あとハーコンが手札に来た瞬間がきつい。

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・交易所と失われた夢の井戸 ★☆☆☆☆ 

交易所 + 失われた夢の井戸

《交易所》(4)
アーティファクト
(1),(T),カードを1枚捨てる:あなたは4点のライフを得る。 
(1),(T),ライフを1点支払う:白の0/1のヤギ(Goat)・クリーチャー・トークンを1体生成する。 
(1),(T),クリーチャーを1体生け贄に捧げる:あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。 
(1),(T),アーティファクトを1つ生け贄に捧げる:カードを1枚引く。

《失われた夢の井戸》(4)
アーティファクト
あなたがライフを得るたび、あなたは(X)を支払ってもよい。Xはあなたが得たライフの総量以下の点数である。そうした場合、カードをX枚引く。

毎ターンスフィンクスの啓示打ってるみたいなもん。ロマン。

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・ソプターコンボ ★★★☆☆ 

飛行機械の鋳造所 + 弱者の剣

《飛行機械の鋳造所》(白/黒)(青)
アーティファクト
(1),トークンでないアーティファクト1つを生け贄に捧げる:飛行を持つ青の1/1の飛行機械(Thopter)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。あなたは1点のライフを得る。

《水辺の学舎、水面院》(2)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+1/+2の修整を受ける。 
装備(2) 
1/1のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはあなたの墓地から弱者の剣を戦場に戻し、その後それをそのクリーチャーにつけてもよい。

けち打つターンには、概ね相手が展開してるので、一手遅い。決める前に殺されてた。

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・薬包グリッサ ★★★☆☆ 

裏切り者グリッサ + 処刑人の薬包

《裏切り者グリッサ 》(黒)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) エルフ(Elf)
先制攻撃、接死 
対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体が死亡するたび、あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。
3/3

《処刑人の薬包》(黒)
アーティファクト
(1)(黒),(T),処刑人の薬包を生け贄に捧げる:黒でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。


やったことない。コンボとしてはハマれば強そうだけど、シルバーバレットで集めるという意味では弱い。
元々は、グリッサが白兵戦でめちゃめちゃ強いので、採用する流れとして考えてみた。なお稲妻で沈む。

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・五色土地+反射池 ★★★★★ 

《反射池》
土地
(T):あなたがコントロールする土地が生み出すことのできるいずれかのタイプのマナ1点を加える。

主に、マナの合流点 / 真鍮の都 / 霊気拠点 などで行う。
コンボというほどコンボではないかもしれない。
けちはとにかくマナベースがカツカツなので、複数色出る色がいい。
4色まではダブルシンボルのカードが出せるが、5色になるとダブルシンボルがしんどい。

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個人の見解ですが、カラスロームもソプターコンボも、けちに入れるとそんなに強くないです。
けち屈が正義。